古物商許可とは

古物商許可とは、古物商を営む場合に必要となる許可のことです。

古物商を営むには、”営業所の所在地を管轄する警察署”に古物商許可の申請をして、許可を得なければなりません。

◇参考記事⇒古物商とは

古物商許可が必要な理由

では、なぜ、古物商を営むには古物商許可を得なければならないのでしょうか?

その理由は、古物には盗品等が混入することがあり、盗品が売買・換金されてしまう危険性があるため、そういった犯罪を未然に防いだり、被害を最小限に抑える目的があるためです。

古物営業法の第一条では、以下のように定められています。

【古物営業法 第一条】
この法律は、盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るため、古物営業に係る業務について必要な規制等を行い、もつて窃盗その他の犯罪の防止を図り、及びその被害の迅速な回復に資することを目的とする。

国は、古物商を許可制にすることで、古物を扱う業者の一定の質を担保し、古物に盗品等が混入した場合に、盗品等を迅速に発見したり、盗品等の流通経路を明らかにすることで、窃盗等の犯罪の早期解決や防止に繋げたいという意図があるのです。

たとえば、盗品が売買された場合には、個人取引を除き、必ず古物商許可を得ている業者を通して流通します。なぜなら、古物商(古物の売買・交換などを業として行う)を営むには古物商許可が必要だからです。

したがって、もし盗品の古物についての捜査をする場合には、古物商許可を得ている業者が取引した内容を調べれば盗品の出所が明らかになるというわけです。

このように、古物に盗品等が混入した場合にいち早く解決したり、そのような犯罪を事前に防止する目的で、古物商を営むには必ず古物商許可を取らなければならないとされているのです。

そして、無許可で古物商を営む悪質な業者を排除するために、無許可営業に対しては「3年以下の懲役又は100万円以下の罰金」という非常に重い刑罰が課せられています。

古物商許可が必要な古物営業の種類

古物商許可を得なければ営業できない古物営業には、「古物商」「古物市場主」という2つの種類があります。

「古物市場主」というのは、古物商許可を得ている業者間が古物の売買や交換のための市場を経営するために必要になる許可のことです。

これは、古物商の許可を得ている古物商同士が古物のやり取りをする市場を経営する場合などに必要になる許可です。

リサイクルショップや金券ショップのように、自分が古物の売買や交換などの営業を行う場合は、「古物商」の許可だけで足ります。

古物商

古物を売買、交換、委託を受けて売買、委託を受けて交換することを”業として”行う場合に必要な許可。

古物市場主

古物商の許可を得ている業者間が古物の売買や交換するための市場の経営を行う場合に必要な許可。